20代 会社員 男性-口コミ
2015年1月28日
2013年11月に東京都中央区で祖父と共有していたマンション(1LDK、約41㎡)を売却した。そもそも売却に至った経緯は練馬区にて新築の戸建を購入したからだ。本来は東急リバブルでの売却を希望していたが、購入した戸建ての売買契約が自宅売却の停止条件付きだったため、戸建ての建売会社である、大成有楽不動産販売㈱と専属専任媒介契約を締結し、売却活動を行った。媒介契約を締結したのが2013年9月1日であり、自宅の売買契約が締結されたのが2013年11月28日だったため、約3か月で成約に至った計算である。とはいえ、実際には9月末の内覧(第1回目のオープンルーム)にて申し込みが入り、いつでも成約できる状況であった。(11月末まで契約が伸びたのは売主である、私の仕事の都合があわなかったため)
売却金額は3,380万円であったが、買値と全くの同額だったため、売却損・売却益は発生しなかった。
売却時に発生した費用としては以下のとおりである
① 仲介手数料(約100万円)
② 印紙税(1.5万円)
③ 抵当権抹消にかかる手数料(2.5万円)
④ 繰り上げ返済手数料(5万円)
⑤ 登記費用、固定資産税等精算金(4.3万円)
上記売却価格については親族からの不動産取得にかかる贈与の特例を利用して、新たに取得した物件の頭金とし、確定申告時に上記の費用を持ち分に応じた費用按分を行い贈与額の確定及び贈与税を支払い(数千円)確定申告を実施した。
売却については、非常に間取り的に非常に人気が出やすい間取りである点及び、交通の便の良さから短期で決まると想定はしており、その通りに早く買い手がついたため当初の提示価格からの価格交渉も一切なく、売却手続きを行うことができた。特に、売却前に水回りの一斉清掃(仲介会社負担、約4万円相当のサービス)を行ったことで、買主が物件に非常に好印象を与え、高値・早期での売買成立に至ったと考えられる。一方で、あまりにあっさり売却ができたため、もう少し高値での売却もできたと考えている。これは、新居が停止条件付きの売買契約となっていたため、価格の決定に関してあまり強気に出ることができなかったという点が課題として残ったと考えている。また、近隣事例も多くなかったことから、売却価格が低すぎたという可能性は否定できない。
今後売却を考える方については、実際に不動産売却を申し込んでからはかなりスピーディーに物事が進むことや、私のように所有物件の売買が購入物件の契約締結に関する停止条件の対象となっている場合、思い通りの売買価格設定ができない可能性もあるため、事前に一括査定サイトなどを活用し、売ろうとしている物件の「市場価値」を知っておく必要があると考えている。正直不動産会社の情報はどの会社も大して変わらない(レインズに登録されればどの会社でも見ることができる)ため、信頼できる不動産会社の選定という意味でも一括査定を行うことで、事前に不動産会社の担当者と話もでき有意義な売却活動につながると思われる。