2015年4月の都心5区の平均募集賃料は16か月連続上昇
2015年5月22日
不動産仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が5月14日に都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の4月の平均募集賃料を発表しました。
これによると平均募集賃料は3.3平方メートルあたり1万7,257円と前月から62円上昇となりました。14年1月から16か月連続での上昇となっています。
2015年4月の平均空室率は5.34%と先月よりから0.04ポイント上昇。オフィス空室率が上昇するのは22か月ぶりとなります。
ただ、今回の空室率の上昇は大規模ビルが中央区や千代田区で完成した影響との見方が強く、一時的なものと考えてもよさそうです。
事業拡大や拠点統合のためにオフィスの移転や増床を希望する企業は多いものと考えられ、今後も空室率は減少していくものと考えられます。ただ、入居企業による賃料上昇への警戒感からか、賃料の引き上げペースは鈍化しつつあるようです。