2014年7月の新設住宅着工戸数 5か月連続減

Tweet

国土交通省が8月29日に発表した建築着工統計調査報告（2014年7月分）によると、7月の新設住宅着工戸数は前年同月比14.1％減の7万2880戸となった模様です。これは、5か月連続の減少を意味します。消費増税の駆け込み需要の反動が継続していると考えられます。持ち家や分譲住宅戸数が引き続き落ち込んでいます。
貸家は7.7％減と16か月ぶりに減少し、相続増税を見越した増加傾向は17か月目にして一服したという格好となりました。

内訳は以下の通りです。

 
建設費の上昇により、事業者間の契約・着工に遅れが出ていることから、分譲マンションの着工に遅れが出ているという見方があるとのことです。
先月まで増加傾向にあった貸家が減少に転じ、すべての項目で件数の落ち込みが見られます。建設費の上昇や今後予定されている再度の消費増税等、今後の住宅着工件数も注意してみていく必要があるでしょう。