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2014年7月の中古マンションの販売価格 わずかに上昇

2014年8月28日


7月の首都圏の中古マンション平均価格(70平方メートル)は東京都で、前月比0.1%の上昇。価格にして3786万円となりました(2014年8月21日不動産調査会社東京カンテイ調べ)。
先月の価格3784万円からは、やや上昇しています。

首都圏全体での平均価格は4月から横ばいであり(2825万円)、前月比では、0.2%の下落となりました。
首都圏以外では、近畿圏では前月比0.4%の上昇(1813万円)で先月に引き続き上昇、大阪府では、1846万円とやや価格下落傾向にあります。

銀行が住宅ローン貸し出しの際に基準としている長期金利が0.5%を割りました。0.5%割れは1年4か月ぶりで、住宅ローン金利にも影響を与えるものと考えられます。
ソニー銀行は9月の住宅ローン金利が過去最低となると発表しました。メガバンク3行は今秋にも9月住宅ローン金利を決定するとのこと。長期金利の低下を受けて、8月よりも低い水準になることが予想されます。

長期金利の動向は、日銀の金融緩和が続く限りにおいて上昇余地が限られてくると予想されます。最低0.25%まで低下すると予測する市場関係者もいますが、住宅ローン金利は調達金利に営業コストも上乗せされるところ、現在の水準より大幅に下げることはまずないと言ってもいいのではないでしょうか。
むしろ、現在の金利水準は銀行が維持できるギリギリの水準。中には、金利上昇のマグマが溜まっていると考えられます。一旦、上昇への弾みがつけば、大きく跳ね上がる恐れもあります。

今後、消費増税や金利上昇などで、住宅購入環境は不透明になることが予測されます。住宅購入を検討している人は今が買い時でしょう。そして、中古マンション売却を考えている方は、マンション価格も下げ止まりつつある今がチャンスなのではないでしょうか。

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