2014年6月の新設住宅着工戸数 4か月連続減
2014年8月9日
国土交通省が31日に発表した建築着工統計調査報告(2014年6月)によると、6月の新設住宅着工戸数は前年同月比9.5%減の7万5757戸となった模様です。これは、四か月連続の減少を意味します。消費増税の駆け込み需要の反動が継続していると考えられます。持ち家や分譲住宅戸数が引き続き落ち込んでいます。ただ、戸数としては、5月より増加しており、前年同月比マイナス幅もやや改善しています。
貸屋は1.8%増と16か月連続で増加しており、2015年の相続増税を見越した個人が引き続き、節税のため、資金を投じているようです。
内訳は以下の通りです。
前年同月比 | 戸数 | 備考 | |
持ち家 | 19%▼ | 2万4864 | 5か月連続減少 |
貸家 | 1.8% | 3万1058 | 16か月連続増加 |
分譲住宅 | 11.9%▼ | 1万9415 | 5か月連続減少 |
┗マンション | 24.5%▼ | 7745 | |
┗戸建 | 1.4%▼ | 1万1491 |
地域別は以下のとおり。
総戸数(前年同月比) | |
首都圏 | 9.9%▼ |
中部圏 | 20.7% |
近畿圏 | 1.6%▼ |
その他 | 8.4%▼ |
建築工法としては、プレハブは前年同月比7.8%減の1万2350戸(2か月連続の減少)。ツーバイフォーは前年同月比15.7%減の9412戸(4か月連続の減少)でした。