2014年6月の中古マンションの販売価格 わずかに下落
2014年7月31日
6月の首都圏の中古マンション平均価格(70平方メートル)は東京都で、前月比0.6%の下落。価格にして3784万円となりました(2014年7月22日不動産調査会社東京カンテイ調べ)。
弱含みで推移しているようです。
首都圏全体での平均価格は4月から横ばいであり(2831万円)、前月比では、0.4%の下落となりました。
首都圏以外では、近畿圏では前月比0.3%の上昇(1806万円)、大阪市では、2217万円と0.6%上昇し、価格水準を取り戻しているようです。
全国的に空き家件数が最高の13.5%と増加傾向にあります。
日本では、新築信仰が強く、長い間中古住宅の活用がおざなりにされてきました。木造の脆弱なつくりであればやむなしといったところかもしれません。ただ、近年では、技術の発展や鉄筋の採用などにより、中古であるからといって、必ずしも、住宅としての価値を保持していないわけではありません。
近年、国土交通省は、中古住宅の価値評価の見直しなどを通じて、中古住宅流通市場の活性化をはかろうとしています。実際、中古マンションなどは、中古マンションは、リフォームをすれば、新築と同じように住むことができます。ネックとなっている資産価値評価基準も見直されれば、ますます中古住宅の流通に弾みがつくことでしょう。
現在、中古住宅の資産価値や立地の良さに目をつけて、購入する人が増えつつあります。中古マンション売却の一つの目安が次の増税前ではないでしょうか。中古マンション売却を考えている方は、これを機会に一度検討してみてはいかがでしょうか?