東京都心のオフィス賃料は一段高、空室率は6年ぶりの低水準/2015年1月の都心5区の平均募集賃料
2015年2月13日
不動産仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が2月12日に都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の1月の平均募集賃料をは発表しました。
これによると3.3平方メートルあたり1万7,109円(2014年12月比0.92%上昇)
空室率は約6年ぶりの低水準となっており、2015年1月の平均空室率は14年12月末に比べて0.11ポイント低い5.36%となり、空室率の低下が賃料上昇につながっている形です。
オフィス賃料の上昇は不動産投信(REIT)の収益力向上や投資口上昇につながり、REITによる物件拡大につながるものです。
今後もこうした賃料の上昇が続くようであれば、REITによる物件取得の動きが拡大し、不動産価格の上昇につながる可能性があります。
当面は商業施設やオフィス物件の賃料の動向を注視する必要がありますが、これらの動きが続くようであれば、住宅、マンション価格の上昇につながるという影響も想定しておくべきでしょう。