不動産投資ローンと住宅ローンの違いとは?
2015年11月4日
現在、アベノミクスの影響か不動産投資ブームだと言われています。このブームに乗って不動産投資を考えている人も多いかもしれません。今回はその資金調達、不動産投資ローンについて、一般の住宅ローンとの違いとともに説明しましょう。
不動産投資で一番簡単な資金調達方法は、販売業者のセールスマンに全てを任せてしまうことですが、多くの場合、提携先のノンバンク系金融業者のローンを利用することになります。手続きは簡単ではありますが、そのコストは決して安くなく、あまりお勧めはできません。
銀行や信用金庫、ネットバンクで考えていきましょう。不動産投資ローンとは、言葉のとおり、投資用マンションなどの投資用不動産の購入資金を金融機関から融資を受けることを言います。住宅ローンとの違いは主に3点。貸付目的がそもそも違うので、審査基準が異なること、また金利設定が異なること、そして、不動産投資ローンの方が住宅ローンよりも一般的に審査が厳しいことです。
まず、審査基準。住宅ローンは債務者の職業や勤務先が重視されますが、一方不動産投資ローンは、取得した不動産物件の収益力が物を言います。つまり、金融機関は、賃料収入から固定資産税、火災保険料、メンテナンス費用、所得税などのコストを差し引き、長期間にわたり返済財源を確保できるだけの高い競争力をもった物件であるかどうかに着目するのです。このシミュレーションは、ローン審査だけでなく、不動産投資を考える人自身の投資計画として重要なものですから、事業開始前にしておく必要があるでしょう。
さらに、金利や手数料などのコスト面に関して。一般的に不動産投資ローンの借入条件は住宅ローンより厳しいといわれています。しかし、昨今、個人投資家の不動産投資ニーズの強さを受け、金融機関は以前にも増して不動産投資ローン残高を伸ばすことに力を入れています。金融機関同士の競争もあり、金利条件は大きく引き下げられることがあるのです。店頭やホームページに記載されている数字は変更されることも多く、融資条件については実際に金融機関に問い合わせされることをお勧めします。
それでも、不動産を住宅として取得する方が不動産投資よりも有利かもしれません。だからといって、住宅ローン控除を受けながら、住宅を貸し出し、賃料収入を得ることは、違法であること。一般住宅の一部貸しであっても、法律的にグレーゾンであり、住宅ローン控除の除外とされる可能性は十分あることをお忘れなく。
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