【新着ニュース】国土交通省が2017年1月時点の公示価格を発表

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国土交通省の2017年の地価公示価格。地価ランキング・下落率は?

2017年4月7日


国土交通省が2017年1月1日時点の地価公示価格を公表しました。全国各地の地価の値動きはどのようになっているでしょうか?気になるポイントを中心に2017年版国交省地価公示価格を確認していきましょう。

地価公示価格とは?

地価公示価格とは、国交省が毎年1月1日時点の地価を算出・公表している土地の価格で、全国で約2万6000箇所が対象となっています。この価格でそれらの土地が売買されるわけではありませんが、それらの土地取引の価格の指標として用いられますし、国が公共事業用地として土地を取得する場合の取得価格の算定基準としても利用されます。

不動産売買にとって非常に重要な指標とされますので、毎年、この時期に行われる地価公示には高い注目があつまっています。

2017年版地価公示をまとめると?

住宅地は引き続き堅調に推移。多くの住宅地において地価上昇が継続している。また、下落していた地域においてもその下落幅が縮小傾向にあり全体的には堅調に推移していると言えます。特に東京都の住宅地は非常に強い動きを示しており、住宅地の公示価格の上位を東京都が独占している状況です。

その東京都でも非常に強い動きを見せているのが東京都23区。その中でも特に強い区は千代田区・中央区・港区の3区となっています。全体として堅調と言って良いと思いますが、これまでと同様に都心に行けば行くほど強い動きを見せているという流れが継続していると考えて問題ないでしょう。

1平方メートル当たりの地価上位ランキングトップ3は?

1位 千代田区六番町1外(375万円/㎡ 前年比+7.8%)

2016年に続き公示価格1位は千代田区の六番町。高級マンションや日本を代表する学校が多く立ち並ぶこの地域は、いわゆる富裕層からの高い人気を集めています。

2位 港区赤坂1丁目1424番1(368万円/㎡ 前年比+9.9%)

続いて2位は港区赤坂。その差はわずか7万円です。高級ホテルや各主要国の大使館が多く、高級住宅地のイメージはそれほど強くないかもしれませんが、高級住宅も立ち並んでいます。今年は約10%上昇しており六番町を捉える勢いです。

3位 港区白金台3丁55番4外(310万円/㎡ 前年調査対象外地点)

一時、港区白金台に住む富裕家庭の主婦の呼称として「シロガネーゼ」が流行したほどのこの地域は、引き続き富裕層の根強い人気を集め、見事にトップ3入りしています。価格的には上位1位、2位とは水をあけられていますが、逆にこのエリアはまさに高級住宅街と言えますので、住宅が集合度合も加味すると全国1位の高級住宅街と言って過言ではないでしょう。

1平方メートル当たりの地価下落率が高いエリアは?(首都圏版)

全体的には堅調と言える公示地価ですが、エリアによっては大きく下落してしまっています。ここで、首都圏エリアでの下落幅が高かったエリア3か所を確認しておきましょう。

1位 千葉県柏市大室字張間内1874番201(▲8.5%、8万300円/㎡)

前年から8.5%下回ったのは千葉県柏市。柏市は都内に通勤可能で広い戸建てを持てるエリア大規模開発が進み地価が上昇していたエリアでした。通勤可能ではあるものの都内に通勤するやや遠く不便なエリアとみることもできます。それらの影響もあり2017年は大きく地価が下落することになってしまったようです。

2位 神奈川県三浦市三崎町小網代字鷺野1325番4(▲8.3%、5万8200円/㎡)

前年から8.3%の下落でワースト2位となったのが神奈川県三浦市。”三崎のまぐろ”などで有名な三崎町エリアですね。三浦市は首都圏の下落率の大きい地点ワースト2位・3位・4位を独占する不名誉な状況となっています。三浦市はご存知の通り三浦半島に位置し、横浜市あたりであれば十分通勤圏内と言えそうですが、都内に通勤するには不便と言わざるを得ない地域です。三浦市は海に囲まれた非常に環境の良い地域なのは間違いありませんが、やはり都内からの距離・交通の便が影響しているようです。

※3位、4位の三浦市は割愛します

5位 神奈川県横須賀市長井3丁目2576番14(▲7.5%、7万4000円/㎡)

5位(三浦市を1エリアとしてとらえた場合は3位)は、神奈川県横須賀市です。長井3町目は横須賀市の中でも海沿いのエリアで、近隣に大きくきれいな公園もそろっている恵まれた環境にあります。しかしながら、やはり都心へのアクセスは決して良いとは言えず、お隣の三浦市に続いて下落幅が大きくなっています。

いかがでしたでしょうか?このサイトをご覧になっている皆様は不動産の売却を考えているような方が多くいらっしゃると思います。全体的に日本の地価は上昇しており、売り時という声を耳にする機会も増えてきています。地価公示価格はこちらからご確認いただけますのでご自身の保有する不動産の近隣エリアの状況をご確認いただければと思います。

 

もっとも、そのような手間を省いて複数の業者に売却の査定をしてもらう為に一括見積サイトが存在するわけですので、全体傾向を把握したら一括見積に出してしまって、そこから最適な条件を提示してくれる業者を選定すると良いでしょう。

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