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不動産売却・マンション売却に新規参入のヤフー不動産苦戦中

2016年4月2日


ヤフーとソニー不動産が提携し、個人がインターネットを利用してマンションを売買できるサイト「おうちダイレクト」を昨年11月にはじめました。開始から3ヶ月経過しているもの、成約件数はいまだにゼロだとか。今月上旬時点で登録可能な物件は東京23区のみと限定されており、「サイト登録された物件数は想定よりもやや下回ります」(ヤフー担当者)。

おうちダイレクトのサイトの仕組みはこうです。自分が住むマンションを売却したい場合、サイトに物件情報を登録。情報はサイト上に掲載されます。そして、購入希望者と直接ネット上で情報を交換でき、売買交渉ができます。売買条件を調整したり、マンション見学のアテンド、決済や物件の引き渡しなどは、ソニー不動産による専門スタッフが行います。

引越しシーズンの到来を前に、今月になり、物件見学の問い合わせやサイトページビューも増えているとか。サービスの理解度を高め、また中古物件への品質不安解消への打開策を検討しているそうです。

旧来の仲介店舗を経由した売買の場合、仲介会社は売主からも買主からも手数料を徴収します。しかし、おうちダイレクトの場合、売主がヤフーやソニー不動産に支払わなければならない手数料はゼロで、買主だけが「成約価格の3%+6万円」を支払う必要があります。そのため、個人の売主がおうちダイレクトに魅力を感じる可能性は高く、仲介業者は危機感を募らせているといいます。一方、ヤフー側は既存の仲介業者から客を奪おうという意識はなく、ネットを利用して潜在的な顧客層を開拓したいと強調しています。

日本では新築信仰が強く、中古マンション売買取引は他先進国と比較して活発ではありません。おうちダイレクトは、旧態依然とした業界に風穴をあけ、新たな顧客開拓、そして市場活性化を期待できるかもしれません。

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